マクロ作成アプリの Keyboard Maestro

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Keyboard Maestro というアプリ、数ヶ月前に Daring Fireball の John Gruber さんが強く勧めていたので試してみた。マクロを設定してキーボードショートカットを宛てがったりとか、日々のパソコン操作を便利にしてくれるユーティリティーアプリだ。たとえば簡単な所では良く使うアプリの起動にショートカットを設定してランチャーとして使うとか。総てとは行かないがかなりの事が自動化できる。

ランチャーとしてショートカットを設定する場合、以前は Spark 3 というアプリを使っていた。実際その用途だけなら Spark 3 で充分なのだが、Keyboard Maestro をトライアルで使ってみて、これは使い方やアイデア次第でかなり便利になるのではと、全容を解明する前にレジストしてしまった。執筆時点のバージョンは 4.3.1。シェアウェア費は US $36。トライアル版は期間限定で、総ての機能が試せたと思う。

実を言うと今でも全容を解明できていない。それにある程度まで行くと後はアイデア次第というところもある。でも、今回たまたま「これができないかな?」と思い、試しにやってみたら上手くいったのでちょっと紹介してみようかなと思ったのだ。

Keyboard Maestro を起上げると下記画像のようなウィンドウが表示される。これがエディターウィンドウで、このウィンドウでマクロを設定する。

一番左のペインはグループ別の一覧で 2. の + ボタンで新規グループを作成する。そして真ん中のペインがそのグループ内の各マクロの一覧。こちらも 3. の + ボタンで新規のマクロを作成する。一番右のペインがマクロのアクションだ。(下記画像:クリックで拡大)

km100812_1.jpg

マクロの作成の前に、Keyboard Maestro の Preferences でエンジンをログイン項目にするか(Launch Engine at Login)とか、メニュバーアイコンを常に表示するか(Always Show Status Menu)などを好みでチェックしておく。エンジンの方はログイン項目にしておくことをお勧めする。でなければ Keyboard Maestro アプリを起上げるまで、トリガーをタイプしてもマクロは実行されない。(下記画像参照)

km100812_2.jpg

余談になるが、グループごとに適応させるアプリを特定させる事も可能だ。もちろんグループのマクロを一時的に適応させない事も可能。それがグループ名設定ボックスの右横にある Enabled ボタン。これらの設定はグループのフォルダを選択して、右ペイン下部の Edit ボタンをクリックすれば編集可能になる。(下記画像参照:クリックで拡大)

km100812_3.jpg

下記画像は、エディターウィンドウの真ん中ペイン下部の + ボタンをクリックしたところだ。新規マクロ作成の状態になる。マクロの名称をボックスに記載し、緑色の + ボタンをクリックしてマクロのトリガー(キーボードショートカットなど)を選択する。そして同じく緑色の + ボタン New Action をクリックしてアクションを設定して行く。

km100812_4.jpg

New Action のボタンをクリックすると、下記画像のように真ん中ペインにアクションリストが表示される。このアクションを右のペインにドラッグして行く事でマクロを完成させる。

100812_5.jpg

それでは今回、試しにやってみて上手くいったマクロの実例について記しておく。

動機は、普段パソコンに向かっていて思いついた事があり、それがある程度の長文になりそうならどうするか? ハイ Evernote に記述する。もちろんそれでも良いのだが、もしその場で完結しなかったら。そしてパソコンを離れた場合、Evernote ってプレーンテキストで記載しないと iPhone や iPad での編集がスマートにできないのだ。残念ながら。

だから Evernote はほとんどアーカイブ(保存庫)としての役割に重きを置く。そして完結していない文章はデスクトップでは Notational Velocity を使い、iPhone や iPad では Simplenote を使って同期、さらに編集する。それでやってみようと思ったのだ。

そして、ある程度文章が纏まってアーカイブしておきたい時、Notational Velocity から任意のポストを Evernote にクリッピングする。この作業をマクロ化したいという事だ。

下記画像は Notational Velocity の画面なのだが、Evernote にクリッピングしたいエントリの本文入力エリアにカーソルを移動させ、設定したキーボードショートカットをクリックする。するとそのエントリが Evernote にクリッピングされる。クリッピングされたタイトルが少々長くなる欠点があるが、自分では目的が達成できたのでこれでいいんじゃないかと思っている。

km100812_6.jpg

さて実際のマクロだが、下記画像のように作成してみた。

km100812_7.jpg

  • まず本文の内容を総て選択する。アクションは 【Type the command A Keystroke】
  • 次にその内容をコピー【Type the command C Keystroke】。もしかするとこのアクションは不要かも。
  • 次が【Select Menu Item】というアクションで、Notational Velocity のサービスメニューから【Clip to Evernote】を選択する。この時点で Evernote へのクリッピングが完了している。
  • 一応完了した事を知る為に Growl のアクションも設定。そう Growl もアクションとして用意されているのだ
  • 最後に本文の選択を解除する為に control + E をタイプして文末にカーソルを移動させるようにした。
  • 今回は Notational Velocity というグループを作って、その中にマクロを作成した。

と、まあこんな感じなのだが、おそらく Automator でできたり AppleScript が使えたらそれでも可能かもしれない。でも僕にはこちらの方が簡単に感じた。さらにどんな便利な使い方があるかというのは、やはりアクションをどれだけ理解するか、そしてアイデアが出てくるかという事にもよるだろう。尚、Keyboard Maestro のホームページにはスクリーンキャストやマクロライブラリも用意されている。それにフォーラムに質問を投げ掛けたら、マクロの実際も含めて、かなり親身に対応してくれている。

自分なりに工夫も必要かもしれないが、それが面白いという方には持ってこいのアプリではないかと思う。

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このページは、keizoが2010年8月12日 20:38に書いたブログ記事です。

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