Notational Velocity というノートアプリをご存知だろうか?僕はノート関係のアプリには Evernote をメインに使いだしたのだが、なんと言っても iPhone からでも Evernote に保存した物を検索し、チェックできるというのがいい。ただし残念ながら、iPhone からもサクサクと動作するという訳にはいかないようだ。特に僕が使用している 3G iPhone の場合、たとえ WiFi でも、起ち上げて直ぐにノートのチェックや編集という訳にはいかない。
そこでフト思いついたメモとか文章記述には、Mac では Notational Velocity を使い、iPhone では Simplenote を使用することも多い。この二つのアプリの連携については Yasuhisa さんのレヴューを見て頂きたい。iPhone 側との連携も含めて大変判りやすい。【コラム】クリエイターのためのライフハック (107) 複数のMacやiPhoneと同期可能な超軽量ノートアプリ「Notational Velocity」 | クリエイティブ | マイコミジャーナル
この二つ、連携に関しても完璧だし、特に Notational Velocity に関しては使用感も軽くてかなり満足している。ただ iPhone 側の Simplenote に関しては、既存のノートを編集するには本文エリアをダブルタップするのだが、これがほんの少し待たされる。許容範囲で問題は無いのだが、上記レヴューを見た機会に Notational Velocity のページを覗いてみたら、WriteRoom for iPhone とも連携ができるとあるではないか。
WriteRoom for iPhone も持っている。僕はたぶんフリーで手に入れたように記憶しているが、このポストの執筆時では ¥600 と少々値のはるアプリではある。元々はデスクトップ版のアプリで、記述することに集中し易い工夫が凝らされているノートアプリだ(下記画像は iPhone 版)。

詳しくは省くが、この WriteRoom for iPhone は SimpleText というデスクトップアプリを導入することで、WriteRoom for iPhone と SimpleText.ws website というウェブ、更にデスクトップ内のテキストファイルとが同期して連携する。SimpleText の Ver.1.0.15 はメニューバーアプリで、下記画像のようにメニューバーからドロップダウンで SimpleText.ws website やノートを納めたフォルダを選択する。

ただデスクトップのフォルダ内のノートをテキストエディットで開こうとしたら、テキストエディット側の環境設定で、エンコードを自動では無く UTF8 に設定しておかないと開いてくれなかった。
もう一つ、デスクトップのファイルが格納されるフォルダは、たぶん自動で設定されたと思うのだが、随分前に設定だけはしていたので、どのような経過で設定したのか忘れてしまった。
いずれにしても SimpleText の図にあるように、SimpleText.ws website を中継して iPhone と Mac 間でテキストファイルを同期してくれる訳だ。だから iPhone と自分の Mac はもちろん、ウェブページにもファイルがあるのでクラウド上にノートがあるということでもある。
さてそこで Mac 側のノートアプリに Notational Velocity を設定しようというのが今回の主旨だ。そのやり方が Notational Velocity のページにリンクされていた。Synchronizing with WriteRoom-iPhone via SimpleText.ws - nv - GitHub。簡単に段取りを記すと、
- まず SimpleText for Mac をダウンロードし導入。たぶんウェブページのパスワードも設定するはず。
- Notational Velocity の Preferences > Notes > Read notes from folder をクリック。
- ここで Mac 内の SimpleText フォルダを選択する。
- 次に Storage tab をクリック。
- Plain Text Files を選択。
- これで設定は完了。
その下の説明として Notational Velocity で使っていたノートをターミナルコマンドで移行できるとあり、実際にそのコマンドを打ってみたのだが、僕の環境では移行できなかった。そんなこともあろうと、事前に Notational Velocity で記述しておいたノートをプレインテキストファイルとして書き出し、そのファイルを SimpleText フォルダに移行した。そうすると、ちゃんと Notational Velocity でも iPhone の WriteRoom でも読み込んでくれた。
少し注意点があるとすると、Notational Velocity で Simplenote を使用していた場合、ノートのタイトルは自動でノートの頭から数文字を記述するのだが、WriteRoom for iPhone に移行したら、その頭の数文字が本文に記載されなくなってしまう。ということは、短い記述だと本文の無いノートになってしまうのだ。
それともう一つ。WriteRoom for iPhone の場合、URL のリンクが切れてしまう。Simplenote の場合はリンクとして認識させる設定があるのだが、WriteRoom for iPhone の場合はその設定が無いようだ。でも WriteRoom for iPhone では TextExpander が使える設定があったりする。
それで WriteRoom for iPhone の Simplenote と比較した挙動なのだが、若干だが WriteRoom for iPhone の方が早いような気がする。まあ、どちらも似たような物かなという感じがしないでもないし、実際ノートの記述はどちらもキビキビとしている。だからこれは選択の余地が増えたと、そのように喜んでおいてはどうだろうと思う。




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