iPad が発表されて、これから電子書籍の普及もさらに拍車が掛かるだろう。そこで既にネット上で話題の Kindle が採用している e-ink (E Ink 電子ペーパー)の表示ってどんなものだろうか?それが知りたくなった。現在パソコンで使用しているカラー液晶よりも目に優しいという評判は聞くのだが、なにぶん自分の目で確かめたことが無い。
Kindle は量販店では販売されていないだろうが、同じ e-ink を使用しているソニーのリブリエあたりだったら見られるだろう。そう思い、本日、大阪は梅田へ出た際にヨドバシカメラを覗いてみたのだ。
ヨドバシカメラって広いですよねえ。だから行き馴れていない売場は店員さんに聞くのが早い。
「電子書籍を読むリーダーのコーナーはどこですか?」と僕。メーカー派遣の人のようだったが、「電子書籍???、リーダー???」。うわっ、滑舌に気をつけてゆっくりと言ったから聴き取れている筈。なのにその返し。これはこの方ご存知じゃないな。親切に探してくれようと店内図のようなものを引き出されたのだが、別の店員さんが来られて、インフォメーションで聞いた方が判るかもしれませんとのこと。
確かにそうかも。幸いインフォメーションは直ぐそこ。そこで再度「電子書籍を読むリーダーのコーナーはどこですか?」。係の方、「電子書籍???、リーダー???カードリーダーですか?」との返し。これはひょっとして扱っていない?そんな事無いですよね。目茶苦茶広い売場面積のヨドバシカメラ梅田店ですよ。そしてインフォメーションの方が何処やらに電話までしてくれた。
しかし結論は「扱っていません。」。なんと取り扱いが無い。そう言えばソニーのサイト【LIBRIe(リブリエ) | e-Bookを快適に持ち運べるe-Bookリーダー】にも生産完了との記述。そうかそう言えば、新しい機種は当面日本では販売されないとの記事を読んだような気もする。
それにしてもリーダー自身が販売されていないのかあ。確かにリーダーで読まれるコンテンツが少なければ売れないかあ。そう思って上記ソニーのリブリエのサイトをあらためて見てみると、お知らせのところに、2008/12/26 付で【Timebook Townでのコンテンツ販売は終了いたしました】との記述も。これは駄目だ。ソニーも匙を投げていた。
それからお門違いかもしれないが、紀伊国屋書店の本町店も覗いてみた。こちらも取り扱いは無し。昔、見たような錯覚があったのだが、どうやら電子辞書の類いだったのかも。
そんな訳で、電子書籍に関しては、我が国日本は相当米国と開きがあるようだ。そう考えると、iPad をほとんど米国と同じ時期に販売すると、よく決断したものだなと思う。でもあれか、iTunes の時もそうだったっけ?もっとも iPad は電子書籍を読む為だけとは限らないが。
でも僕はこれで良かったと思っている。必ず電子書籍のようなコンテンツを出してくるベンダーが現れると思うし、まさにまだまだ暗いけど、夜明けに一歩近づいたのではと思っている。
もうね、おそらく大手出版社には期待できないだろうから、小さな出版社になんとか頑張って欲しいなあ。紙の書籍だと、版代やら印刷コストを下げる為にもある程度の部数が必要だろうけど、電子書籍にはそれが無い。面白い企画と編集能力があれば大化けする可能性がある。それに配布の方も Apple がやってくれる。だからもう紙は止めたというぐらいの気持ちで参入してきて欲しいなあと思う。小出版社はこれからがチャンスだぜ。と人事のように言う。でも頑張って欲しいなあ。




リブリエ持ってますが、もう売ってないのですか。平成16年ころ買いました。ITSみたいなタイムブックタウンという書籍データーを買う公式サイトがありました。買取も一部ありましたが、一定期間読めるレンタルのような仕組みでした。ここは2年前の年末に閉鎖されました。まだWindowsマシンに接続して、テキストファイルとか転送できます。
白い画面に、黒い字でくっきり表示されます。バックライトではなく、普通の紙に印刷された文字のように外の光が当たって読めるので、長時間の読書にも適しています。ソニーはこんなに良いものは早くから製品化していたのに、その良さを分る人が少なかったのが残念ですね。また、ソニーも新しい製品を出しても、1代限りで継続性がない社風もありますけどね。
>Feflight さんコメントありがとうございます。
平成16年だと5〜6年前なんですね。もったいないですね。日本で続けて行けば損失が膨らむ事業だったんでしょうが、地道に続けていれば、また違った結果を得られていたのではと残念ですね。
もはや単体のガジェットだけが良くても駄目な時代なのかもしれませんね。Apple のようにトータルでビジネスを考えて行く。それはリスクを伴うことでもあるのだけど、そのリスクを取っているからこそ、成功した時の見返りも大きいのでしょうね。