後期高齢者医療制度の伝え方

08年 4月 1日から実施された【後期高齢者医療制度】って知ってました?僕は 3月末のテレビで初めて知った。僕の両親は二人とも適応する年齢なのだが、そう言えば先月だか先々月かに新しい保険証が送られてきていたのを覚えている。だから父宛にはそれまでに制度の変更などの通知はあったのだろう。

でもこの制度が変わること、おそらく法律が変わることだと思うのだが、この件に関して国会で審議していることをまったく知らなかった。たとえば従来なら、母は父の扶養家族ということで健康保険証は二人で一枚だけだったが、新しい制度では母にも保険証が交付される。長年一枚と思っていたのにそうではなくなるのだ。その他にも保険料が各人の年金から天引きされるなど結構重要な変更だと思うのだが、その審議は話題にならなかったと思うが、どうだろう?それとも僕がボケーっとしていただけなのだろうか?

母を病院に連れて行くのは僕の役目となっているので、保険証を確認しておかなければと父に聞いてみたら、どうやら父はその辺の事情を理解していなかったようだ。そこで母宛に送付された保険証を探すことから始ったのだが、そう言えば保険料はどうなっているのだろうと父に確認したら、まだいくらかなどの通知はきていないとのこと。ええ、もう実施されたのにいくらになるのか決まっていないなんてと思い、区役所に問い合わせてみた。

やはり問合せが多いのだろう、保険に関しての部署はなかなか電話が繋がらない。でも部署違いの方だと思うのだが、今年度の保険料の通知は 4月10日以降に送付されることと、保険証を送付した時に小冊子が一緒に送られている筈なので、そこに概要が記載されていることを告げられる。

そして、しばらく母宛の保険証を探してみるが見つからず、再度どんな形で送付したか区役所に問い合わせたら、今度は保険の部署に繋がり、配達証明郵便で送付しているとのこと。郵便局に確認した上で再発行もするがとのこと。そして何なら保険料も今お知らせするけどとのことで調べてもらった。そしたらなんと、前年より 16% も下がっているではないか。

実はテレビのワイドショーの内容は結構否定的な言い回しが中心で、保険料も上がるようなニュアンスだった。僕自身も今回の制度が解り難いとか、新たに高齢者医療広域連合なるような組織ができたりと、どうも良い制度だと思えないでいた。だから当然負担も増えるんだろうと思っていたのだ。でも少なくとも僕の住んでいる地域では一年目は 16%下がったことになる。区役所の担当者もその件については嘆いていた。皆さん上がるものだとばかり思われていて、問合せはの時はいきなりクレームをつけてこられるらしい。

どうやら僕が見たのもそうだが、テレビの説明はちょっと偏った伝え方していたようだ。というか、意図的に行政のやっていることはけしからん、信用ならんという怒りやら猜疑心を呼び覚ませようとの編集なんだろう。もちろん不備があるのは事実だと思うし、何度も言うが僕自身も新たに天下り先をつくるだけじゃないかと思うようなこともあるので、決して良い制度だとは思っていない。だけど自治体によっては違いが出てくるかもしれないし、一様に保険料が上がるとのニュアンスの伝え方は拙いんじゃないかと思う。それに何より、これは僕自身が覚えていないだけかもしれないのだが、こんな大事な法律が審議されていたことを当時のマスコミはちゃんと伝えていたのだろうか?

一応検索したら、06年6月21日の健康保険法等の一部改正のなかで公布と、高齢者医療確保法というのを見つけた。だから今から二年ほど前には国会で何らかの審議があった筈。マスコミで取り上げられていたか?取り上げていたとしても盛り上がっていなかったと思うがどうだろう?決まってから庶民の皆さん怒りましょうというのも良いが、もう少し取材調査を徹底して、こんな風な法案になりつつありますよとか、そういう伝え方ってできないものなのだろうか?そんなもん視聴率に繋がらないと、そういうことなんだろうなあ。

まあ今更始ったことじゃないが、マスコミだけの情報で終わっていてはどうしようもないということなのだろう。でも、今回の報道のように声を荒げてけしからんと言うなら、その前に自分たちがどう伝えたか、伝えなかったを開示してもらいたい。そう思うけど、そんな放送局ないか。そういうことの積み重ねが信頼を醸成すると思うのだが、青臭いか?それに、テレビで伝えてもらったから僕も確認しようという気になった。それを考えると、まあ良しとするしかないか?

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コメント (2)

tyojyu:

お医者さんのサイトで配布されていました。
http://www.lohasmedia.co.jp/medical/pdf/27-2.pdf

keizo:

>tyojyu さんコメント並びにご紹介ありがとうございます。
ご紹介の PDF とても解り易いですね。ありがとうございます。

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