最近、そうだなあここ三ヶ月ぐらい本を読んでなかった。購入した本はパソコン関係の本も含めて 4〜5冊はあったと思うのだが、どういう訳だか読む気にならなかった。数十ページを読んでそのまま。これはいかん(何がいかんのか判らないが)と思い、昨日あたりから久々に手に取った。
田中森一氏の【反転 闇社会の守護神と呼ばれて】という本から読み出した。何故これを購入したのか?たぶん新聞の宣伝か何かで面白そうだと思い、書店に出向いたら積まれてあったので購入に及んだのだと思う。
田中森一氏というのは元検事さんで、退官して弁護士になり、暴力団関係者や、いわゆる闇社会の人間達の顧問弁護士などを多く引き受けてきた人らしい。ところが石橋産業手形詐欺事件(どんな事件だったかぼくはよく覚えていないのだが)で逮捕され、06年 1月には懲役 3年の実刑判決を受け、現在最高裁に上告中らしい。
らしいが多くてほとんどバックグランドを知らないのによく読む気になったもんだが、なんだかぼくの知らない世界の実際が、100%と言えなくとも多少なりとも理解できるんじゃないかと思ったのだ。
まだほんのさわりしか読んでいないが、さっそくそうだったのかということが。地方選挙でも国政選挙でも選挙後は必ずと言っていいほど選挙違反のことがニュースになるが、これって検察にとってはなかなかにおいしい検挙らしいのだ。なんでも捜査予備費という予算が検察庁全体で年間 2億円から 3億円ほどあるらしいのだが、事件処理をする度にその予算から特別の報償金が各地検に配分されるのだそうだ。それは被疑者を起訴して公判に持ち込むのはもちろん、起訴猶予でも額は減るが予算として配分される。
選挙違反って秘書やら後援者やら運動員やらとやたらと多くの人間が関わるのが普通だろう。つまり一度検挙すると 10人以上、多いと 100人を超える逮捕者も出てくる。窃盗などで被疑者を一人検挙するのとは桁が違ってくる。
で、この著者が言うには、支給された報償金の大半が地検の幹部の小遣いに化けるシステムだと言うのだ。そりゃそうなると一度にゴッソリという方が美味しいよな。
ちょっとうろ覚えだけど、そう言えば地検が遊行費やら接待費などの為に予算をプールしていたのが問題になったことがあったような気もする。その予算というのはこのような報償金で受け取った予算もあったのかもしれない。この著書はこのような裏話がそこここにちりばめられていそうだ。
なにぶん完読していないので感想らしいことが何も記せないが、100% 著者の弁を信じるかどうかは別にしても、さもありなんと想像を駆り立てて、検証する切っ掛けにはなると思う。
余談だが、読んでいると木村拓哉主演のドラマ【HERO】の検察官室での取り調べのシーンが何度も頭の中に出てきた。



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