iPhone のロック解除に感じたこと

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米国で iPhone の SIM ロックを解除したものがアップデートにより使用できなくなった件。どれだけの人の関心の元になっているのか判らないが、藤シローさんの【maclalala】【アップルの新製品 iBrick】などを見ている限り、New York Times などでも取り上げられているらしいからそれなりの関心事なんだろうと思う。(ただし New York Times を検索してみたが該当記事はその後も見当たらなかった。)

この一連の SIM ロック解除の件で、携帯のことに疎いぼくには色んな疑問があるのだが、疑問点とは別に、この件に関しての当地の議論のありようが如何にも米国らしいなと思った。

日本の常識で考えれば、いくら携帯の端末が気に入っていても、その端末を指定のキャリア以外で使うというのは、まあ一般的では無いと思う。不満はあるだろうし、気に入った端末があればそれを他のキャリアでも使用できるようになればと思っている人は多いと思うけど。そもそも端末自体に魅力のあるものが少ないのかもしれないし、キャリアの提供するサービスに左右される部分も多いのかもしれない。そういう意味では iPhone というのは従来の端末とは異質だし、キャリアが提供するサービスを陳腐なものに見せてしまう程に魅力的だ。

今回のことで北米ではビジネスマンを中心に人気があるという BlackBerry という端末のことが気になった。これってそもそも色んなキャリアに対応しているんじゃないかって。そこで BlackBerry のサイトを覗いてみたのだが、機種ごとにキャリアを選べるようになっているようだ。ただ総ての機種が総てのキャリアに対応しているのでは無いようだ。どういう風になっているのか検討がつかないのだが、同じ機種でも複数のキャリアを選択できるようではある。

iPhone も BlackBerry のように、少なくともキャリアを選択できるか、あるいは理想はキャリアに依存しない端末を期待していたんだろうと思う。通信形態によって何処までそれが可能なのかってぼくには判らないが、SIM ロックを解除した iPhone が機能していた訳だから、少なくとも何社かのキャリアには対応できていたんだと思う。

ここに来て、ぼくもどうしてアップルは特定のキャリアに絞ったのだうと疑問を持っている。もちろんそうしたからにはそうする理由があったのだろうと思うけど。アップルにしてみれば複数のキャリアに対応する方が台数が稼げると思うのは素人考えだろうか?

それはともかく、だったらやってしまえと SIM ロック解除に挑戦し、かつそれを『消費者は何を求めているのか判っているのか?』という意見にまで昇華するところが如何にも米国らしいと思ったのだ。やっぱ自由って勝ち取るもんなんだろうなあ。少なくとも彼らにはそんな想いが根底に脈々と流れているんだろう。

そこには決まりごとだからとか、そういう仕組みなんだから仕方が無いじゃないかなどという諦めは無い。もちろん米国の人だってそう思っている人は沢山居るだろうけど『いや、俺はキャリアに縛られるのはまっぴらご免だ。』と声を上げ、行動に移す人が多く居る、あるいは一定数居るのが米国っていう国なんだろうなあ。それがどうしたって言われればそれまでなんだけど、一連のウェブからの情報に触れてみて、米国人の根底に流れているものに触れたような気がした。

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