【フラガール】と【それでもボクはやってない】

フラガール】昨日やっとこさ観ること(借りること)ができた。何回かレンタル店に見に行ったのだが、いつも在庫が無かったので延び延びになっていたのだ。ついでに【それでもボクはやっていない】も運良く借りることができ、昨日は豪華二本立て in 自宅。

【それでもボク・・・】から観たのだが、これも面白かった。事実を元に作られていると聞いていたので、観ながら暗澹とした気分になってきた。だから面白いという表現が妥当かどうか?でもそれだけ引き込まれたという点ではやはり面白かったと言っていいだろう。

【それでもボク・・・】を観ていて、警察とか裁判所とか当然必要な組織なんだけど、なにせ不完全な人間の作ったものなので、歪な点が出てきますよね。問題はそれを直そうとすると凄い労力がいる訳だし、ましてや本来の存在目的なんか頭から無くて、組織のメンツとか維持だとかを優先されちゃうと、やっぱりなまじ正当な権力を持っているだけにまさに怖い。この映画を観ていてそんな背筋の凍る感情を抱いた。

この映画に直接関係ないかもしれないが、たとえば官僚組織って、そこに携わる人達は皆さん相当頭が良いというか、知恵者というか、知らない間にでき上がった法律なり仕組みを知って愕然とすることが結構ある。『おいおい、それは一体誰の為のもので、誰が求めたんだろう』とかね。ただ微妙に理屈あるいは見方を変えれば整合性が取れないことも無いというのがまた腹立たしいんだけど。理屈からいえば、その知恵者集団を広く、できるだけ多くの人達の利益に沿うように能力を発揮させ、かつコントロールするのが政治家で、その政治家を選挙で送りだしているのが我々なんだけど。まあ、だからかなりの道筋があるのはその通りなのだが、結局、大元の我々の意識が変わらないと、ちょっとやそっとでは変わらないんだろうけど。

話が全然【フラガール】に近づかないのだが、【それでもボク・・・】を観て暗澹とした気持ちになっている時にこの【フラガール】を観たもんだから、観ている途中から、この【フラガール】の連中って【格好ええなあ!】って思っちゃったんですよね。まあ、おそらく適切な表現じゃ無いのは承知の上なんだけど、ぼくの中ではまさに【格好ええん】です。

だってさ、行政とか法律とかお上とか、もちろん必要なものなのだけど、そんなことよりもまず自分達の情熱っていうのかな、切っ掛けは炭坑閉鎖でこのまま行けば仕事が無くなる、ひいては街自体の存続や自分達が食って行くのさえ危うくなるというのでも、そこにかけて飛び込んでみる、そして時には楽しんで取り組む姿勢、それが格好いいじゃん。結局、ここが原点じゃないのかなって。

行政や社会を批判する。それはもちろん大事なんですよ。批判というか、常にとは言わずとも注視しておくことは大事なことだとは思う。それは判ってるんだけど、やっぱり【フラガール】のようなバイタリティーに富んだ、周りからすれば無謀と思われるような行動力を見せつけられると、『あっちゃあ、格好いい』と思ってしまう自分が居る。だってそれがなかなかできないんだから。

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