【ウェブ人間論】を読んだ。一気に読まずに何かの待ち時間に読んだりしていたので的が外れているかもしれないが、ウェブが一般的になって、または更に進化して、果たしてそれが人間の考え方や行動にどんな影響を与えるのか?そんなことがお二人(梅田望夫氏と平野啓一郎氏)の話題の中心だったように思う。
お二人の意見なり洞察の、どちらかに共感や疑問を抱いたかと言うより、ぼくの考え方なり行動が、ウェブが一般的になってからどう変わったんだろうか?そんな思いが頭に浮かんできた。
浮かんでは来たのだが、その答えがぞろぞろと出てくるという感じじゃない。だから何だかモヤッとしてるけど、おそらくこれから何かの拍子に閃いてくるんだろうと思う。
そんな中で、たぶんこれは間違いないだろうなあと思うことは、ぼくの中で既存メディアへの信頼が格段に下がってしまったなということ。もっとも、ウェブに頻繁に触れる以前から何かおかしいなあぐらいは思っていたけど、それがより強くなったということなのかもしれない。でも考えてみたら、信頼に足ると思い込んでいた自分もどうなんだろうとあらためて思う。テレビにしても新聞にしても時間的とか紙面的に制約があるのは当り前だし、事実の断片はまだしも、そこから派生した物に対して、伝えられることを一方的に捉える方が早計だったのかもしれない。
結局、本当に興味があったり知りたいと思うことは、文献を当たるなり、実際に出向いたり経験したりするのが良いのだろう。それに、もし対立する意見があるなら、双方向の意見を知る必要もあるのかもしれない。でも普通はそこまでしないですよね。多忙、あるいは面倒だということで適当なところでお終いにする。あっ、でも興味のあることは拘るかな。
ウェブが一般的になって、面倒を厭わなければかなりの情報を拾いだせるようになった。しかもその面倒さは従来よりずっと軽減されている。これはやはりかなり大きなことだと思う。仮に文献を当たる必要があったとしても、その文献が何処で読めるか?手に入るか?は判る訳だし、些細なことも含めて『これは!』と思う想いやら、意見、情報に出会えることもある。
Information Technology とは良く言ったもので、まさに情報の技術革新なのかもしれない。その情報の窓口は【検索】だと、おそらく閃いたのであろう Google の創業者はやはり凄いなと思う。【検索】自体は彼ら以前からあったんだろうけど、そこに拘った着眼点が凄いなと思う。
なんか主題から外れて余談になっているが、検索でヒットした情報に対して、もし対立する意見があるなら、クリック一つでそれらが表示されるっていうのも面白だろうなあと思う。【検索】が進化していけば考えられないことは無いと思うんだけど。
さて、ウェブによってぼくの考え方なり行動がどう変わったか?何かもう一つよく整理できていないんだろうなあと思う。上述したように、ある一つの出来事に対して、探せば自分が思いも因らなかった情報や意見に出会える。このことは既存メディアのパターンでは満足行かなかったぼくに一筋の光明を見いだしてくれたとは思うが、はたしてそれがどんな変化を促すのだろう?自分のことながら、その先のことを考えたことが無かった。そういう意味でも、ぼくのこれからの疑問符を頭に残してくれたので、この本を読んで良かったのだと思う。



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