リアル世界という言葉に違和感

よくネット世界(つまりはネットの中でということだと思う)の対比として、リアル世界という言葉が使われる。ぼくはここのところ、いやずっと前からかもしれないが、その言葉にどうも違和感があったのだ。

リアル世界ということは現実の世界ということだよな。となると、そのように限定している訳では無いが、ネット世界というのがバーチャル、つまり虚構のとか、仮想のという意味合いでイメージされないだろうか?

ネット世界はまあ良いだろう。感覚的にあまり好きではないが、ネットの中で起きていること、書き込まれていること、それらを総称する言葉としては意味をなすと思う。しかしその対比としてリアル世界という言葉が必ず出てくること。それに違和感を感じているのだ。

だってね、当り前だけど、例えばこのブログに書き込んでいるのは紛れも無く現実にこの世に存在するぼくな訳だ。ぼくが閃いたり、思ったり、感じたことを書いている。だからこの行為自体もリアル世界の一片であると思っているし、実際そうだろう。だからネットでの行為の対比としてリアル世界という言葉を持って来られると、『俺は何処や?』なんて思ってしまうのだ。だからネット世界という言葉にそんな意味合いは無いと言われればそれまでなのだが、やっぱり何となくそんな意味合いを感じないだろうか?僕の考え過ぎですか?

よくネットの匿名性がブログのコメント欄や掲示板の書き込みの誹謗中傷を引き起こすのだという議論がある。確かに本名を使うことを強制すれば何らかの自己抑制が働くかもしれない。でもおそらく面白く無いし、盛り上がらないと思うのだがどうだろう?少なくとも今の日本の現状ではそうだと思う。

ちょっと話しが飛躍あるいは逸れているかな?いや、ぼくが言いたかったのは、たとえハンドルネームでも匿名でも、書き込んでいる人は現実にこの世に存在する人間なんだ。仮に『それが機械に書き込ませているんだよな』などと言ったとしても、それを操作しているのは紛れも無くこの世に存在する人間だ。

綺麗ごと或いは甘いと思われるかもしれないが、無理な揚げ足取りや意味の無い誹謗中傷を繰り返していると、その本人自体が、その場は『してやったりと』気持ちが良いかもしれないが、いずれは居心地の悪い思いをするんじゃないだろうか?或いは何処かで何らかの形でしっぺ返しを受けるような気がする。

おそらく、これはネット世界の中でのことで、リアル世界では真っ当だからと思っている節は無いだろうか?いやだからそんな境はありませんって。自分では別人格だと思っていても、おそらくそれも含めてその人の人格なんだから。

おそらくぼくも含めて人間自体が、どうしようも無く下らない嫉みやそねみ、或いは暴力性を秘めているのだと思う。でなけりゃ、いくら国家の為、愛する人の為とは言え、そして仕方なく駆り出されたとは言え、戦争で人を殺すだろうか?

だからそれが【リアル世界に違和感】の何処に繋がるのか?少なくともネット世界がバーチャルで、リアル世界(現実世界)とかけ離れた物だと誤解を与えるような言質はどうも好きになれない。そういうことなんだけど。それにさ、ネットをそれ程利用したことも無い人間に、ネットなんて所詮バーチャルだって言われるのが癪な気がしてね。それもぼくの考え過ぎかなあ。

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