最近のええ歳こいた大人は

ちょっと旬を外していると思うし、自分の中でもまとまっていないのだが、【日経BP】で読んだ【梅田望夫氏語る「I(アイ)の革命だ」】について感じたことを。結構長いインタヴューなので何処をピックアップしたらと思うのだけれど、ぼくは以下の言葉に反応した。

日本が技術的に劣っているとか,日本人に能力がないとか,そういうことではないです。それよりも,日本の課題は新しいものに対する態度であると思っています。

例えば,タイム誌がユーチューブをInvention of the Yearに選んだ。こんなことは,日本ではあり得ないでしょう。

シリコンバレーではまず「面白いね」と言うわけです。加えて,「おれが骨を拾ってやるから最後までがんばれ」というような社会のムードがある。実際,出資してくれる人がいて。だけど,日本にはそういう文化はなかなかできない。

これ判るような気がするんだよな。と言うより判るわ。

要するに日本の大人はスクエア(角張っている)ということじゃないのだろうか?【日本の大人】と言うのは生物学的に年齢を重ねた人間という意味では無く、日本の社会を牛耳る(適切な言葉じゃないかもしれないが)政治なり企業なりをコントロールしている人達や、それを疑いもなく信じている人達。さらにはそのシステムが醸し出す雰囲気と言っても良いかもしれない。

自分だってええ歳こいたオッサンだから、上記の少々スクエアなところが良い面に出れば、律義であるとか真面目であるとか、それなりに評価できるところはあるのかもしれないとは思う。ホンの少々ね。でもさ、やっぱり面白くないですよね。いやさ少なくともええ歳こいたこのオッサンでも面白くない。

それに、これに関係するかどうかは判らないけれど、『最近の若いもんは。』って常套句。これっていつの時代でも言われてんじゃないだろうか。ぼくが若い頃も言われましたよ。そらさ、自分もそれなりに歳を取って来たし、若い頃には全然思いもしなかったことが、『こういうことだったのか。』って、ある年齢を過ぎてハタと気付いたこともありますよ。いや、この先気付くことだってあるに違いない。そうでないと長生きするのも詰まらないもんね。

でもね若者には若者特有の無茶が効くというところがあると思う。それは体力的なことだけでは無く発想もね。いやあくまで漠然とした一般論だけどね。そういう頭の柔らかさって、ええ歳こいた大人より若い人達の方が確実に備わっていると思う。当然背負っているものも少ないしね。

ぼくの若い頃を振り返っても、まあええ歳こいた大人から見たら『ええ加減な生き方しやがって。』という若者もわんさか居たような気もする。実際そんな【ええ加減な生き方】から逃れられなかった人達も多く居るだろう。(自分もその内の一人かな?)でもそんな中から自分に満足する仕事なり生き方を見つけた人達も一杯居るよ。もちろんその過程には誰かの助けが在るかもしれない。いや大概あるだろう。

だからさ、何が言いたいかって言うと、今の風潮に流されたら駄目だよ。月並みだけど頑張ってよ。やれ格差社会だ、フリーターだニートだとか、ぼくの穿った見方かもしれないけど、『お前ら真面目に従順にやらなきゃ食えないぞ。』って、脅されてるような感じがしてね。

そんな脅しには関係なくやる奴はやると思うよ。だけどねそれはホンの一握りだと思う。やっぱり人間は弱さも持ち合わせているから、つい自分が信じられなくなっちゃって、ここらで手を打つかって思うわね。難しいのはそれだって幸せになれないかって言うと、決してそうじゃないからね。まあそれはそれで良いんだけど。

まあ要するに、何となく今の風潮が違うんじゃないのかと言うのが、今ぼくが感じていることなんだろうか?でもさ、度量のあるええ歳こいた大人ってのも少なくなったよな。『最近の若い奴は!!』って言うけど『最近のええ歳こいた大人は!!』ってのも言えるんじゃないの。

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