特売の蛍光灯を購入したら

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昨日、ナショナルの蛍光灯を特売しているので買ってきてくれと父に頼まれた。近隣の電器量販店の新聞チラシで、三日間ぐらいの期間限定らしい。普段幾らで販売している物なのか解らないが、特売だからやはり安いのだろうとは思う。

さて購入してきて父がパッケージを開けたところ、例の【ナショナルFF式石油暖房機】回収のお願いのチラシが入っていたらしい。

それを聞いて、これは特売の商品を設定し、そこに注意喚起と回収のお願いのチラシを同梱しているのか?確かに良い方法ではあるなと一瞬思ったのだ。事故に遇われ亡くなられた方にとっては何を今更の感はあるとは思う。しかしまだ不具合のことを知らずに使用している方が居るなら、一刻も早く回収なり修理をすることは緊急の課題だと思う。そこで消費者にも多少の利益を得るようなインセンティブを組むことは良い方法ではないかと思ったのだ。

件のチラシは、ひょっとして今回のような特売の商品だけでは無く、ナショナルの商品を購入したらほとんど総ての商品に入っているのかもしれない。でも同時に購入したナショナルの電源タップは、パッケージが小さいこともあるだろうけど入っていなかった。もしこのようなパッケージにもチラシを付けようとすれば、工程上かなり難しいと思うし、店舗に協力して貰って手渡しして貰うしかない。そうすりゃ良いじゃんって思わないでもないが、諸般の事情でこれは難しいことなのだろう。

だとするとぼくが思ったように、敢えて消耗品である蛍光灯を特売に供することで、なるべく多くの人に注意喚起のチラシが手元に届くようにしたのかもしれない。もしそうなら、アイデアを出して真剣に回収に取り組んでいるんだなと思えてくる。

繰り返しになるかもしれないが、本来あってはならない不良で、ましてや人命が奪われてもいる。そのことに対しては十分と責を負うべきなのは当然なのだが、その後の対処としては真剣に取り組んでいると言っても良いのではないだろうか。

最近の松下電工は事業部制を大胆に見直したと何処かの記事だか報道で聞いた様な気がする。以前なら同じナショナルのブランドを使っていても、中の人間は事業部によって、まるで別の会社のイメージを持っていたのだろうと想像する。今回のことも、もし以前の事業部制が強固な時だったら、さぞかし対応が違った物になっていたかもしれない。具体的には、おそらく石油暖房機と蛍光灯の事業部は別だろうから、このチラシを蛍光灯のパッケージに入れてくれなんてことさえスンナリと行かなかったかもしれない。

一時期は事業部に多くの権限を与えて、責任も持たせることでトータルで成長したことも事実だろうと思う。でも会社も生き物なのだろう。人間が集まって運営している以上、いつかは上手く行っていたことさえ硬直化し、逆に負の部分が目立ってくることだってある。これで良いと永遠と続くことの方が少ないのかもしれない。そこを時代の要請なり、自社の状態なりを冷静に俯瞰して大胆に変えて行くことも経営トップの重要な役目なんだろうなあ。特売で購入した蛍光灯のパッケージに入っていたチラシでそんなことを考えた。

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このページは、keizoが2006年10月 4日 10:17に書いたブログ記事です。

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