日本代表は本当に指示待ちだったのか?

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すっかりワールドカップモードになってしまっている。おかげでブログ更新も『まあ、いいかっ。』状態だ。

多少なりともサッカーに興味のある人なら、今回の日本代表の試合には落胆しているものと思う。かく言うぼくもその一人だ。冷静に考えれば、やっと日本は世界のレベルに追いつきつつある程度で、常時決勝トーナメントを狙えるレベルには無いとは思っている。でも、やっぱり熱くなってしまう。

つい2〜3日前だったと思う。川淵三郎キャプテンが前任のトルシェ監督とジーコ監督を比較した記事を見かけたのだが、ブックマークをし忘れ、その後ググってもその記事そのものは見つけ出せない。ただ、同じような内容の記事を書かれている方のブログを発見した。

KET SEE BLOGの【川淵発言と王道】という記事。こちらのブログによると2004年4月頃のJ-NETという日本代表を応援するホームページに、その要旨が掲載されていたらしい。ぼくが見た記事も発言自体は過去のものだったので、たぶん元記事は同じかと思う。

要旨はトルシェ監督は自分の決めた戦術を選手に強要する監督で、それ故、選手は指示待ちになってしまったとのこと。よって、選手には自由を与えて自分で考えられるようにしなければならない。そしてそのような監督にはジーコ監督が適任だった。

と言うことだ。この発言の要旨について、ケット・シーさんは前回ワールドカップのトルコ戦の敗戦が川淵さんにとって余程のショックだったのだろうかと推定し、

今から思えば、日本よりも強い国が、先制点を奪った後引いてきて攻め崩せなかった、というだけのことなのだ、と思えます。それなのに、なぜか組織サッカーが限界だと思ってしまったり、日本の選手の「自分で考える力」に欠陥があると思いこんでしまった。それは、日本がまだまだワールドカップという舞台に対して、「ナイーブ」であるから起こったことだと私は思います。

と述べられている。そして、

監督未経験者を代表監督に登用するという、不可思議な人事を行わせてしまいました。それは、きちんとしたチーム作り、戦術徹底、チームマネジメント、モチベーションコントロール、メンタルマネジメントの能力が低い監督に率いられることによって、日本代表をどんどん弱くする道でした。

と述べられて、ジーコ監督を、戦術を抜きにしたトルシェ監督のアンチテーゼとして選択した川淵さんの方向論が王道では無いと言っています。

記事の投稿時期ならびにオマーン戦、シンガポール戦の苦戦との記述があるので、ドイツワールドカップのアジア予選の頃だと思う。

確かにぼく自身も当時のアジア予選の苦戦を見て、ジーコ監督で良いのかなと思ったことがある。ただ、ここまで理路整然とはその理由は思いつかなかったけど。それに運良くと言うか、アジアカップも優勝し、そしてドイツワールドカップの出場も決った。つまり最低限の結果は出したということで、その思いも封印したという感じだ。

だけど今回のワールドカップの戦い振りを見て、これは監督の責任はどう考えても大きいだろうと思わざるを得ない。今日というか明日の未明、まだ最後のブラジル戦が控えている。この時点でジーコ監督並びに川淵さん率いる協会の批判をしても仕方が無いとも思う。それに何よりジーコ監督にとっては日本代表の最後の試合だ。いや、かもしれない。だけど5月26日配信のnikkansports.comの「後任監督もジーコ流で」川淵キャプテンという記事を見て、いやそれは再考するべきだろうと思ったのだ。

そもそもトルシェ監督時代に、選手は本当に指示待ちになってしまったのだろうか?確かに鬱陶しいなあという気持ちはあっただろうし、文句を言って外されるのも嫌だなあということもあったかもしれないが、実際にはもうちょっとしたたかでは無かったのだろうか?

確かに自己主張するのは中田英寿選手くらいだったのかもしれないが、主張はしないものの、指示がなければ何もしないというのとは違うだろうと思うのだが、その辺の所はどうなんだろう。

選手の方からすれば堅苦しいのはどうかと思うけど、こと戦術とかピッチ上では判らない、チームを俯瞰した上での方向性を指示するというのは、自分で考える力を持つというのとは別問題な気がするし、そもそもそう言うことの為に監督がいるのではないのだろうか?

川淵さんは日本の代表に対してタフになって欲しいとの思いがあってのことだろうとは思うが、自由放任だけでタフになれるものでは無いだろう。戦術の妙で勝つことによって自信を付ければ、タフさも付いてくると思うのだが。もっともブラジル戦に勝って決勝リーグに行けたとしたら、そりゃあ自信もつくだろうけどなあ。

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このページは、keizoが2006年6月22日 22:54に書いたブログ記事です。

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