さすがに全試合は生で見れないが、昨日の韓国対トーゴ戦、この時間帯なら大丈夫。この試合、前半はともかく後半から俄然面白くなった。
最近は韓国代表の試合なんて見たことも無いのに、’02年の韓国が頭に残っていて、前半は何となく韓国らしくないなあと思っていた。見るからに固そうでアグレッシブさも無い。
対するトーゴも、ぼくには目茶苦茶攻撃的とは思えなかったが、前半の31分に韓国デフェンダーのミスと言ってもいいのだろう、トーゴのフォワードの一瞬のスピードでキーパーと一対一になられ先取点を与えてしまう。
こりゃ韓国もまずいなと前半が終了した時点では思った。ところがどっこい、後半にアン・ジョンファンが入ってから別のチームかと思うぐらいに展開も情勢も変わってしまった。
この時点で選手交代(システムも4バックにしたのだが)がこんなにも情勢を変えてしまうのかと面白くなってしまう。
それだけでは無い。トーゴのディフェンダーが退場になり、そのフリーキックで韓国が同点に追いつくのだが、そこからの両チームのかけ引きがまた面白かった。トーゴは一人少なくなったこともあり、暑さもあって、相当引きぎみと言うか、前線からのプレスは影を潜めてしまう。でも、ここぞという時は尋常でないスピードで攻め上がる。
更に対する韓国は、アン・ジョンファンの逆転ゴールの後、数の優位を生かすようにボールを回し始める。さすがにトーゴも足が止まったかと思っていたのだが、いや、ちょっとの隙やミスがあったら、まだまだ素早い動きをするではないか。これはひょっとしたらわざと力をセーブして、ここぞという時を狙っているのか?そんな風に思えてしまう。
単に疲れていただけかもしれないが、いや、それにしても一瞬の素早い動きは凄い。どうしてもわざと力をセーブしているとしか思えない。普通なら時間も迫って来ているし、焦って突っ込みたくなるだろうに、数の上でも劣勢に立っていることを意識して、ジッとここぞという時を息を潜めて狙ってたんじゃないだろうか。もしそうだとしたら何て冷静なんだ。しかもチーム全体にその意識が共通しているようにも思えた。
対して韓国の方も冷徹な程のボール回しを確実にこなそうとする。もちろん何回かミスもあり、前述のようにトーゴにつけ入られる隙もできるのだが、それでも動揺しないのだ。ここでもその意識がチーム全体に浸透しているように見受けられた。
守る方も攻める方も、一体全体どのようにしてチームとしての意識を統一できるのだろう?ピッチ上の選手の誰かが声を掛けているのか?それともベンチの監督から指示でも出ているのか?もしそうだとしても、お互いその方向性を信じてプレイできるのだから、両チームともあっぱれではないか。
一人のスター選手のスーパープレイもワクワクするけど、こういうチームとして意識が統一された戦術やプレイも見ていて面白い。
