映画【明日の記憶】

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ashita

先日、【明日の記憶】を観た。まず驚いたのは平日の昼間2時からの公演なのに、劇場の前には結構な列。ぼくは【ALWAYS三丁目の夕日】以来の映画。どれだけ映画を観てないねんちゅうことですね。

ご存知の方も居ると思うが、主題は若年性認知症。これだけ人気を博するというのは、認知症という病がかなりの関心事なのだろうと思う。実はぼくの母も二年ちょっと前に認知症と診断された。もちろん高齢なので、この映画の主人公とは事情が違うかもしれないが、やはりぼくにとっても関心事ではある。

めったに映画を観ない人間が論評をするのもおこがましいが、まずは佳作であると言っておきたい。実体験から則しても、認知症という病に対して殊更の誇張もないし、またそれは違うということもない。患者によって病状が違うのは当たり前だし、おそらく実際にご家族の中に同じ病を患っている方達からしたら、『我が家と違うな』ということがあるかもしれないが、少なくともぼくには、よく取材されたんだなというのが感じられたし、そういう点では下手なドキュメンタリーより演出が少ないと思われる程に自然な感じがした。

表現が下手だと思うが、淡々と静かに流れるような映画だと思う。主張の様なものが前面に出るということもないし、悲哀で一杯という映画でもない。実際、最近涙腺の弱いぼくも、『うるっ』と来そうな場面もあったが、涙は溢れてこなかった。だから押しつけがましい映画ではない。逆に言えば、ちょっともの足らないかなという印象も少し持ったぐらいだ。

ぼくは主演の渡辺謙よりも樋口可南子の演技が好きだった。特にラストに近い、妻である樋口可南子が、夫役の渡辺謙と対峙するシーンの彼女の表情が、この映画の総てを物語っているように感じられた。と言っても、これだけじゃあ何のことか判りませんね。『ああ、映画評って本当に難しい。』・・・って、映画評だけかい!!

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このページは、keizoが2006年5月27日 17:37に書いたブログ記事です。

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