医薬分業って患者のためですか?

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医薬分業ってご存知ですか?僕はつい最近まで知りませんでした。たぶん聞いたことはあったと思うので、まあ、興味が無かったと言うことだと思います。

簡単に言っちゃうと、薬を病院や医院で出すんじゃなくて、処方箋によって市中の薬局で購入するということです。

父の通っている病院がつい最近その医薬分業に踏み切ったんですね。結構大きな総合病院で、もちろん薬局も病院内の会計窓口の横にありました。そいつが今月に入って閉鎖され院外の薬局にて薬を購入するということになったようです。

以前からその病院の直ぐ側に処方箋薬局と看板を掲げた薬局があったのですが、新たに病院の目の前に薬局ができたらしいです。以前からの薬局が移転したのかどうか、それは定かじゃないのですが、とにかく病院の正門前に薬局ができた。

病院内の薬局が閉鎖されたのですから、もはや処方箋を貰って院外で購入するしかありません。処方箋で調剤できる薬剤師が居る薬局なら、その病院前でなくても良いのですが、父は病院の駐車場に車を停めていることもあって、いくら病院前とは言え、大きな病院なので多少は歩かざるを得ないのですが、そちらを利用したらしいです。ちなみに待ち時間は以前よりも長かったらしい。

そしたら、帰宅してチェックするといつもと同じ薬で同じ量の物が価格で1割アップだったそうです。病気が治れば薬は必要なくなるかもしれません。しかし、父の心筋梗塞という病の場合、どうなんでしょう。予防的にも服用は長期間に及ぶものではないのでしょうか。しかも高齢ですしね。

その点から行けば、2ヶ月に一度くらい3千円ぐらいの薬を購入していたので、1割アップなら年間で1800円くらいのアップということになります。なんでも院外薬局では常識的に技術料というようなものが付加されるので、従来、病院内で購入していた価格よりも上がるらしいです。

諸般の事情があるのだとは思います。例えば、病院が薬価によって不当な利益を取っていたとか。でもそれなら院外だと価格が下がっても良いと思うし。院内なら多少は待つことがあっても移動しなくても良いのにということも含めて、僕にはどうも不可解なんです。

確かに利点もあります。だいたいに於いて大きな総合病院だと薬を受け取るまでの待ち時間が長かったりするものですが、処方箋を持っていれば、家の近所に処方箋調剤のできる薬局があれば、そちらで購入することができますし、また期間は決められているのですが、何日以内ならいつでも購入できるのです。だから病院で薬を貰う為に待つ必要がなくなります。

それに、これも医薬分業の肝らしいのですが、薬についての相談や疑問を薬局の方に委ねれば、医師の負担も軽減するし、また時間的に余裕がない医師に相談するよりも患者にとってもメリットがあるのではとのこと。プラス、複数の病院に掛かっているなら薬の飲み合わせなどを管理できる『かかりつけ薬局』の価値は高い筈ということです。

まだ勉強不足なのですが、この医薬分業って法律で決まったことで、何年までにそうしなければならないという強制力を伴ったものなのか、あるいはそちらの方が望ましいという指針なのでしょうか?

僕は病院内でも薬を処方できるという道も残しておくべきだと思うのです。そして院外で薬を購入したいなら処方箋を患者に渡す。つまり選択肢はあくまで患者側にあるというスタンスが望ましいと思うのです。

病院では薬剤師の人員も不足がちで薬に対する相談に応ずることが難しいというのは、それこそ病院側の経営努力も含めた患者に対するサービスの差別化だと思うのです。病院側が判断して医薬分業に踏み切ったというのならその病院の見識かもしれませんが、横並びでそうなることは決して患者の側に立った施策じゃないと思いますが、どうですか?

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コメント(2)

先週日曜の日経に薬価についての記事が載っていました。記事では技術料を取られながらも薬剤師からろくな説明がなく、病院で医師から聞いた説明の方がよほど丁寧だった、これでは納得がいかない、という読者の声が紹介されていました。

医薬分業は大病院よりも町の診療所の方が率先して進めるべきだと思いますが、僕がこれまでかかった医療機関は、大病院であればあるほど院外処方で、逆に平屋建ての医師の自宅を兼ねた診療所のようなところの方が院内処方でした。小さな診療所は独自に薬を処方するよりも、院外の調剤薬局で受け取るシステムにした方が効率的だと思うのですが。しかも院外処方をしている大病院は入院患者のために独自に薬剤師を抱えており、やろうと思えばできるのに院内処方はしないのです。

いまの医療制度はとことん医療従事者の都合を中心に組み立てられているという感想を持っています。ちなみに同じ記事によれば、医薬分業が始まってから保険薬局に支払われた医療費は三年間で一兆円以上増えたそうです。

コメントありがとうございます。
portal shit! 悔恨の日々の森井さん。

僕の母が通う大阪府立の病院では(両親とも病院通いです。トホホ。)あと2年で無くなることもあって随分前から院外処方です。そちらの病院の近所の保険薬局はかなり親切です。だからその気になれば相談にも乗ってくれるでしょう。でも医師もちゃんと相談に乗ってくれます。

僕なんかは母の為に今服用している薬をメモして行って、医師に飲み合わせは大丈夫かと相談もしています。閉鎖を前にしている病院なので暇かというと、単に診療科目を専門の整形外科だけにしているだけで、決してそんなことはありません。

だから多分に対応する人の問題ということもあるかもしれません。あるいはこの医薬分業の主旨の一端からすると、我々患者が過度に医師に負担をかけているのかもしれません。

でもなんか違うなあと勘のようなものが働いているし、そもそも患者へのサービスという観点からすれば、大病院自らが良い意味での競争の視点を放棄してしまっているのではと思うのです。それは保険薬局の側にも言えるかもしれません。

たぶんに行政の指導の元という錦の御旗を期待している人達が居るのではと訝っています。

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このページは、keizoが2005年11月11日 17:09に書いたブログ記事です。

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