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アマゾンで村上春樹さんの小説を購入してから、関連する新刊が発売される頃にはメールで知らせてくれます。『東京奇譚』が発売されると知ったのもそのメールでした。
村上春樹さんは僕の一番好きな作家です。翻訳本などを除いてほとんど読んでいます。今回もそろそろ予約を入れておこうかと思っていたら、ふと立ち寄った書店に棚積みされているのを発見し速攻購入しました。
この短編集に掲載されている作品は、書き下ろしの『品川猿』を除いて新潮の05年3月号から6月号に掲載されたものなのですね。最近じゃないですか。普段、新潮なる雑誌に気を止めることがないのでまったくノーマークでした。
村上春樹フリークの僕は、この人の書いた文章にできるだけオンタイムで触れたいと切望しています。でもこの人の場合、何冊も立て続けに新刊を出されることはまずありません。しかし今回のように新潮に4ヶ月連続で連載されたり、その他雑誌にもエッセーなりを書いてたりすることがあるようです。
これはウェブを漁って、僕以上のフリークの方で掲載情報を随時チェックしている方を探す必要がありです。
さて『東京奇譚』、最後の『品川猿』を残していますが期待にたがわず面白かったです。何がどう面白かったのか?今回は割愛しますが、ふと、『なんで村上春樹がすきなんやろ?』って考えたんですね。
僕は決して多くの作家を読んでいる読書家ではありません。だから比較対象するのはどうかと思います。実際、他の作家の小説でも面白いと思うものは結構あります。でもやっぱり村上春樹さんが一番好きだと断言できるんです。
まず第一にこの人の小説って、人間の奥の方のずっーと深い部分をテーマにしているように感じるのです。それは時には凶暴性だったり、優しさだったり。あるいはテーマでなくても取るに足らない人間の機微のようなものを描写している。そういう描写が僕の琴線を見事に震わせてくれるのです。
上手く説明できていないと思いますが、掘り下げて行くという表現が良いのか、静かに耳を澄ませ肩の力を抜いていると、フッと底の方まで行っちゃった、いや行けた。そんな感覚。なんじゃいな?!わけ解りませんね。でも、そういう感覚を読者の僕も(ご本人がそうなのかは解りませんが)感じちゃうのです。
第二に文章自体のシェイプアップが凄く心地よい。ご本人が小説を書く時は体力勝負みたいなことを言っていたように記憶していますが、フルマラソンを走られたりトライアスロンをやられたり結構肉体派です。だからとは言えませんが、文章にも体脂肪率の少ない無駄の無さ、それでいて、いやだからこそなのか、リズム感もとても気持ちが良いのです。
人間の心の奥、無駄の無い文章、リズム感、これって多くの優れた作家(少なくとも僕の好きな作家)に共通することなのかもしれないなあ。ここまで書いて来て、『どうして好きなの村上春樹』に対する結論が出せなくなってしまいました。
でも『どうして好きなんだろう村上春樹』。






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