あのBang & Olfusenが韓国Sumsung電子とコラボを組んで携帯電話を作ったとか。極私的マーケティング論の『Beautiful Design Sells』で知った。
そうか、あっても不思議じゃないか。Bang & Olfusenというのはデンマークのオーディオメーカーなのですが、通常の電話機も作っています。色使いとかフォルムとか、シンプルなんだけどとても美しいデザインです。
だから携帯電話がその取り扱い商品リストにあっても何ら不思議は無いのだけれど、ちょっと意外な感じもした。携帯電話って数を売らなきゃ駄目なんじゃないってイメージがあって、デザインはいいけど、そのぶん高価格な商品構成のBang & Olfusenが手がけるとはと思ったんですが、なんと価格が単体で約1,000ユーロ(約13万7,000円)。
ほっほうー、高。MYCOM PC WEBの記事『韓国Samsung電子とBang & Olufsenによる、革新的でシンプルな携帯電話が初公開』で詳細も報告されています。名前は【Serene】と言うらしい。
僕は携帯のスペックとか全然詳しくないのですが、VGA級のカメラやBluetoothは付いてるけど、どうやら機能はいたってシンプルそうです。キーボードがリング状に配置されていて、色と相まって昔の黒電話を彷彿とさせます。
好みの問題だけど、僕は『カッコいい!!』と画像を見るなり思いました。Bang & Olfusenて日本にも何店舗かたぶん直営店があります。大阪なら御堂筋に結構広めの店舗を構えている。でも、どうやらこの【Serene】はヨーロッパを中心に販売されるよう。
さて、このブランドイメージの高いBang & Olfusenの携帯電話の出現を、極私的マーケティング論のmsm_wさんは、ナンバーポータビリティーの実施も含めて渾沌としてきた携帯電話業界では、各社独自のサービスや料金体系を打ち出してくるだろうし、それは消費者にとっては選択肢が増えたり、料金体系が安くなったりで好都合なんだが、企業にとってはどうなんだろうと、こう述べています。
しかし、企業の視点で見ると、価格競争に陥るのは避けたいだろうし、サービス開発競争で疲弊するもの避けたいだろう。そうなると、重要になってくるのは、そういうことにあまり左右されないブランドを築くことだ。
しかし、ブランドを確率するのには時間がかかる。だからデザインを切り口としたブランドを有する企業との合体というのは手っ取り早い方法ですね。そうすると、たとえばPORSCHE DESIGNなんかと提携して商品を開発する日本企業も出てくるかもしれませんね。
でもこうも言っておられます。
美しいデザインを生み出すデザイナーを囲うという方法がある。実際、auはinfobarのユニークなデザインをきっかけに加入者を増やした。製品のコストを下げるのは日本企業は得意である。B&Oほど高価格にせず、美しいデザインの携帯電話をユーザーに届けることが可能だろう。
なるほど、確かにあのinfobarが出た時には、僕もauにしたいと思ったもんね。あのデザインは日本人の方ですよね。(いま見たら深澤直人氏とのこと)ブランドという意味ではちょっと違うかもしれませんが、美しいデザインを提供すれば十分に購買の動機になる人が多そうです。
願わくば、そんな美しいデザインがブランドイメージと成るような企業が日本にもたくさん出て来てくれればいいのですが、そいつは確かに時間が掛かるんだろうなあ。



コメント (2)
トラックバックありがとうございます。
日本では、キャリアにくっついて携帯端末の開発も行われているのですが、欧米や韓国ではナンバーポータビリティーが進んでいて、携帯本体はキャリアとは別物として魅力がないと売れない構造になっているらしいんです。
だから、こんな高額で、でもきれいなデザインが生まれるんでしょうね。
日本もいずれ、そういう方向に向かうんでしょうね。
今までキャリアの方を見ていたメーカーがユーザーの嗜好に目を向けるようになるんじゃないでしょうか。
投稿者: msm_w | 2005年11月21日 23:42
日時: 2005年11月21日 23:42
msm_wさんコメントありがとうございます。
そうか。ナンバーポータビリティーにはそういう要素もあったんですね。
投稿者: Keizo | 2005年11月21日 23:47
日時: 2005年11月21日 23:47